田母神俊雄の経歴・学歴を調査|過去に起こした論文問題についても

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「放射線も塩と同じ」という発言をして賛否両論を集めている田母神俊雄氏。

この発言を見て、田母神俊雄氏のこれまでの経歴に興味が出た人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、田母神俊雄氏のこれまでの経歴・学歴について調査しまとめてみました。

また、過去に起こした問題発言についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

田母神俊雄の経歴

出典:講演依頼.com

田母神俊雄氏のこれまでの経歴について簡単にまとめてみると、以下のようになります。

  • 1967年 福島県立安積高等学校卒業
  • 1971年 防衛大卒業
  • 1991年 第3航空団基地業務軍司令
  • 1995年 航空幕僚監部厚生課長
  • 1997年 南西航空混成団司令部幕僚長
  • 1998年 第6航空団指令
  • 1999年 航空幕僚監部装備部長
  • 2002年 空将昇任・統合幕僚学校長
  • 2004年 航空総隊司令官
  • 2007年 第29代・航空幕僚長
  • 2008年 幕僚長更迭・航空幕僚監部付、定年退職
  • 2009年 株式会社田母神事務所を設立・代表取締役就任
  • 2010年 「頑張れ日本!全国行動委員会」を結成・会長就任
  • 2012年 世界ウイグル会議代表者大会に出席
  • 2014年 東京都知事選立候補・落選
  • 2016年公職選挙法違反で逮捕

田母神俊雄氏は航空自衛隊で活躍していた方です。

2008年に航空幕僚長を更迭・航空幕僚監部付となったのは「田母神論文問題」の影響。

ここでは、田母神俊雄氏の経歴の中で気になる「第29代航空幕僚長」「田母神論文問題」「公職選挙法違反で逮捕」について深堀して紹介します。

元航空自衛隊・幕僚長

2007年に第29代・航空幕僚長となった田母神俊雄氏。

航空幕僚長というのは、航空自衛官最高位の役職です。航空自衛隊の任務・隊員の服務の監督を行い、専門的助言者として大臣を補佐するという役割を担います。

航空幕僚長の月収は160万円~200万円程度といわれており、年収1,920万円~2,400万円にもなります。

航空自衛隊の最高位を務めるにはそれなりの資質が必要となるため、田母神俊雄氏はとても優れた人物だったのではないでしょうか。

田母神論文問題

2008年幕僚長更迭・航空幕僚監部付となった原因の問題がこちらの「田母神論文問題」です。

アパグループが主催した第1回『真の近現代史観懸賞論文』に田母神俊雄氏が「日本は侵略国家であったのか」を応募。

内容は、「大東亜戦争は日本の侵略戦争ではなく、コミンテルンによる策謀が原因。結果的にアジア諸国独立の道筋を作り上げた」といったものです。

この論文は最優秀藤誠志賞を受賞しました。

しかし、この論文が政府の見解とは異なる主張として、航空自衛隊最高位である航空幕僚長がこのような見解を示すのはいかがなものかと問題視されたのです。

そして、最優秀藤誠志賞を受賞したにもかかわらず田母神俊雄氏は航空幕僚長の職を解かれてしまい、航空幕僚監部付となりました。

公職選挙法違反で逮捕

2014年に東京都知事選に出馬し、落選した田母神俊雄氏。

2016年に、東京都知事選後、運動員らに報酬を支払い公職選挙法に違反したとして逮捕。2018年には懲役1年10か月執行猶予5年が言い渡されました。

5年の執行猶予があるため、田母神俊雄氏はまだ服役していません

田母神俊雄の学歴

田母神俊雄氏は高校は福島県立安積高等学校を卒業。大学は防衛大を卒業しています。

各学校の偏差値や特徴について調査しまとめてみました。

福島県立安積高等学校

福島県郡山市に位置する県立高校。

1884年設立の歴史ある学校です。安積高等学校出身の有名人は、田母神俊雄氏のほかにも小説家の久米正雄氏や元外務大臣の玄葉光一郎氏などがいます。

安積高等学校の気になる偏差値は70。福島県内で2位、全国の高校でも172位とかなり上位の偏差値を誇る学校です。

2020年度には東大に4人が合格、早慶上理ICUに67人が合格するなど進学実績も優れています。

防衛大

防衛大は自衛官を目指す人が入学する大学です。

防衛大の入試倍率は2.2~33.1となっており、学部によってはかなり倍率が高い大学。

学科は大きく2つに分かれており、「人文・社会科学専攻」と「理工学専攻」があります。公共政策学科や国際関係学科、応用化学科、航空宇宙工学科など防衛大ならではといえる科目もあります。

4年間で合計1005時間の訓練があり、訓練を通して防衛の技術や知識を学んでいくようです。

田母神俊雄の問題発言・行動まとめ

現在「放射線も塩と同じ」という発言で注目を集めている田母神俊雄氏ですが、過去にも何度か非難されるような問題発言や行動をしていました。ここでは箇条書きで簡単に紹介します。

  • アメリカの政治家によって日本は日米戦争にまで追い込まれたと主張
    ⇒「妄想」と批判される
  • 航空自衛隊内でのセクハラ事件と訴訟に関する内容を著書『自衛隊風雲録』に記載
    ⇒守秘義務違反・名誉棄損として女性代理人から謝罪を求められる
  • 沖縄米兵性的暴行傷害事件に対し「朝4時に街中をうろうろしている女性・女子高生は何をしていたのか」と発信
    ⇒非難殺到

田母神俊雄の経歴・学歴調査まとめ

田母神俊雄氏は元航空自衛隊・幕僚長のとても優秀な人物です。高校は偏差値70を誇る福島県立安積高等学校、大学は倍率も高い防衛大を卒業しています。

また、今回の「放射線も塩と同じ」という発言以前にもさまざまな問題を起こしていました。定期的に問題が起きている田母神俊雄氏の今後の動向も要チェックです。

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