「雑草バブル」というこれまでに聞いたことのない単語が話題になっていますね。
ヤフオクなど大手のオークションサイトをはじめとして、観葉植物の取引価格が高騰しています。去年から価格が高騰し続け、ついに200万円を超える価格で取引されるものもあるほど。
なぜいま観葉植物が高値で取引されているのか、なぜ投資家がこぞって雑草に注目しているのか。
このページでは、雑草バブルに関する疑問についての答えをまとめてみました。
投資の余裕がある人は雑草バブルに便乗してみるのもアリかも…?
では早速見ていきましょう!
なぜ今雑草バブルがキテいるの?
雑草バブルとは、珍しい班のはいった観葉植物がオークションを中心に高値で取引されている現象のこと。
国内だけでなく海外からの購入者も多く、主に投資家が注目しているようです。
去年から値段が高騰し続けているようなのですが、なぜ今雑草バブルが来ているのでしょうか。
雑草バブル到来の理由①巣ごもり需要の増加
一部珍しい観葉植物の取引価格が高騰する「雑草バブル」が到来した理由の一つとして、去年からの巣ごもり需要の急増が挙げられます。
巣ごもり需要という単語も1年前からよく聞くようになった言葉ですよね。これは外出自粛要請などによって家にこもる人が増えデリバリーや動画配信サービスなどをはじめとしたサービス・商品の需要が急増したことを指します。
家にこもる人が増えたことにより、室内に癒しの存在を置くために観葉植物の需要も増えました。
観葉植物の需要が増えると当然珍しいものに興味を持つ人も増えるわけですから、雑草バブルの到来にも頷けます。
雑草バブル到来の理由②新しい投資のカタチ
観葉植物の需要が増えたことに注目した投資家が、新しい投資ビジネスのカタチとして見つけたことにより「雑草バブル」が巻き起こっている可能性が高いでしょう。
200万越えで取引されるものもあるほどに、珍しい観葉植物には高い値が付きます。
植物は株を増やせるのがほかの投資ビジネスと異なる大きな特徴ですから、高い値で買っても株を増やして利益を生み出すことが出来るのです。そして、珍しい班入りの観葉植物の株を増やせばまた異なる珍しい班入りの観葉植物を造れます。
利益を生み出しやすいのも投資家に注目されるポイントとなったのではないでしょうか。
雑草バブルで注目されている観葉植物3選
雑草バブルで注目されているのは、班入りの観葉植物。
いわゆる遺伝子の突然変異により誕生するレア植物といっても良いでしょう。
そんな班入り観葉植物の中でも、雑草バブルで特に注目されている観葉植物をいくつかご紹介します。
ビカクシダ(コウモリラン)
シダの仲間。
垂れ下がっている葉がコウモリが羽ばたいているように見えることから、コウモリランと呼ばれることもあります。
葉の形が丸っこく可愛らしいため人気の高い観葉植物です。
育てるのが難しいといわれる観葉植物でもあり、順調に育てられていたと思いきや突然葉が腐ってきてしまうことも。
購入前に育てる環境が適しているかを確認すると良いでしょう。
ヤフオク最高落札価格 | 2,201,000円 |
人気度 | 高 |
育成難易度 | 高 |
フィロデンドロン
熱帯に分布する植物で、光沢のある葉が大きな特徴。
フィロデンドロンは明るい室内があれば比較的育てやすい植物。
初心者にもおすすめの観葉植物だといえるでしょう。
ダイソーにもミニサイズのフィロデンドロンが販売されていることがあるため、もし興味があれば百円から育て始めることもできる気軽さも魅力的です。
ヤフオク最高落札価格 | 2,800,000円 |
人気度 | 高 |
育成難易度 | 低 |
モンステラ
観葉植物の中でも特に人気の高い植物。
迫力のある大きな葉っぱが特徴で、独特な姿へと成長していきます。
置き場所や気温などに注意する必要がありますが、ある程度苦労せずに育てられる観葉植物だといえるでしょう。
モンステラも百均で取り扱われていることがあるため、部屋の癒しに取り入れてみても良いですね。
ヤフオク最高落札価格 | 1,212,111円 |
人気度 | 高 |
育成難易度 | 中 |
雑草バブルはいつまで続く?
新しい投資ビジネスのカタチとしても注目されている雑草バブルですが、いつまで続くのでしょうか。
実は、過去にも今回の雑草バブルに似たような植物によるバブルが起きたことがありました。
それがオランダで起きた「チューリップ・バブル」。球根バブルともいわれています。
「チューリップバブル(球根バブル)」の例
チューリップバブル(球根バブル)は今から400年ほど昔。
17世紀にオランダで起きたバブル現象で、世界三大バブルの一つです。
当時のオランダではチューリップは非常に希少価値の高い植物とされており、富豪が金持ち自慢のために購入していました。
しばらく時間がたつとチューリップを集めたり研究する人が増え、品種改良も進んでいきました。品種改良のかいあり、チューリップの中にも様々な品種が誕生。気軽に購入できる品種から高価な品種まで価格帯も幅広いチューリップが広まっていったのです。
チューリップには突然珍しい花を咲かせることがあるという特質があるため、安いチューリップでも高値の付くチューリップに成長させられるかもしれないと一般庶民も徐々にチューリップに手を出すようになりました。
そうしてビジネスを目的としたチューリップの人気が高まると、だんだんと球根も尽きていくことに。
その後、なんと土地や家を担保にしてまでチューリップビジネスに身を投じる人が増えていったのです。
最終的には、突然需要がなくなりバブルがはじけ価値の低い球根が残るのみとなってしまいました。
これがおよそ400年前に起きたチューリップバブル(球根バブル)です。
数か月でバブル崩壊が来る可能性が高い
過去に起きたチューリップバブルの例を踏まえて考えてみると、雑草バブルもすぐに崩壊する可能性が高いでしょう。
当時はインターネットのない時代だったためチューリップが注目されるまでに時間がかかったものの、現在はインターネットで情報を得る時代です。雑草バブルはすでに多くの人に注目されており、ビジネスに取り入れる人も増えてきています。
雑草ビジネスに参入する人が増えると、チューリップバブル同様突然バブルがはじけることになるでしょう。
あと数か月、遅くても一年以内にはバブルが崩壊し、元の値段に落ち着いていくことになりそうです。
雑草バブルに便乗するなら今しかない
班入りの珍しい観葉植物の値段が高額で取引されている雑草バブル。
おそらく雑草バブルは早くて数か月程度ではじけてしまうため、もし雑草バブルに便乗するのなら今しかありません。
人気の高い「ビカクシダ(コウモリラン)」や「フィロデンドロン」、「モンステラ」などを狙うと良いでしょう。
もちろん、ビジネスに全く興味ないという人にも観葉植物はお勧めです。
観葉植物が部屋にあるだけで癒しを得られます。
小さい観葉植物なら百均でも販売されているので、興味のある人は小さいものから育ててみると良いかもしれませんね。